店主より1周年のご挨拶

和承蘭店主&和食の教室なかの講師の中野です。

やっと1年、良くも悪くも迎えることが出来、ホッとしています。

 

まだまだ苦しい営業の戦いは続いていきますが

1年が経ち、料理人として、経営者として

どうしたら皆様に和食の素晴らしい伝統文化を伝えつつ

お店を利用していただだけるのか、オープンから今まで日夜悩んでいます。

 

私は和承蘭で、日本料理(和食)を出来るだけリーズナブルに提供し

記憶に残る料理を作りたいと考えております。

そのためにはコストをメインの食材に集中させます。

あしらいも残される方が多いので極力減らします。

結果、とてもシンプルな盛り付けになります。

 

ものには美味しい大きさがあるので、出来るだけ選んで仕入れます。

例えば鱧ひとつをとっても、落としは700g前後、鍋には1.2kg以上、

照焼には…といった具合に、料理法に合った目方のものを選んでいます。

 

今の時代は食べ物があふれかえっています。

 

飢えていた時代よりは良いのでしょうが、与える側、伝える側の責任は重大です。

私どもの店では「何でもいい、あればよい」という考えは極力避けるように努力しています。

食材に愛情を持ち、命の一瞬が輝くときに出せる料理を目指しています。

 

和食は「目で食べる料理」とも言われますが、

それは器の中を食べ物以外の装飾品で飾り付けることではなく、

包丁の技や料理の技法を表現するものだと考えております。

 

今やネットで検索すれば、あしらいの花の名前、器の名前、何でも即座に調べることが出来ますが

技や技法はネットでは伝わらないのです。

和承蘭は和食のいにしえに経ち帰った料理を目指しています。

 

今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。